生きよう
ふと前を通る時、いつも心の中で声をかけている木々。
そのひとつが本日バッサリと伐採されていました。
しばし立ち止まり、お礼や冥福を祈るような気持ちを向けて立ちすくんでおりました。
昨年は垂れ桜が、今年は臭木が……。
突然の別れは胸が締め付けられます。
命はいつ絶えるかわかりません。
日々を大事にしようと改めて思いました。
いざ苦しい時を迎えた時ほど踏ん張ろうとメッセージを送る漫画があります。
ちょうど先日「呼吸」の動画をつくろうと思った時に手にした『鬼滅の刃』
完結後に一冊だけ買った最終巻です。
「頑張りすぎても良くないので、適度にだらだらしましょう」
と巻末には言葉を添えてあります。
この漫画の舞台は、いつ襲われるかわからない鬼のいる世界を描いています。
人では打ち勝つ事の難しい困難を主人公達は乗り越えてゆきます。
最終巻の最後に幾人かがそれぞれの言葉を残す場面があります。
それぞれの想いでありながら読者への強いメッセージ。
生きろ、と。
生きていることはそれだけで奇跡だと。
物語を最初から見ていた読者にはそれをストレートに受け取ることとなるのでしょう。
必ず涙してしまいます。
様々な分野を少しずつ学ぶと、本当に今生きていることが奇跡のように感じられます。
体のしくみ、地球と太陽の本当に奇跡的な距離。
どうかこの地球に生まれた生き物が、少しでも健やかに過ごせますようにと折に触れ想います。
～・～・～・～
生き物は仲間であると認識すると交流が深まります。
親しいか否かではなく、仲間であるという認識が大事です。
国で共通の敵を用意して結束するのもそのひとつです。
逆に、仲間ではないと認識すると……
行動も言動も人それぞれ変化します。
日本人は日本というだけで仲間のような意識を持つ傾向があります。
意識し過ぎで相互監視みたいにもなりがち(汗)
上記の仲間意識とはちょっと違います。
現代人が寂しさを抱え心の病になりがちなのはきっと仲間意識が薄いから。
仲間へ高い基準をつくりがち。
さぁ、声をかけてキャッチボールを返してくれる人を大事にしましょう。
その喜びと楽しさ、難しさの中の奇跡と幸運を噛み締めて。
遠くを見て、近くを見て、自分の色んな思考をちょっと横に置いて。
与える喜びと受け取る喜び。
たくさん感じ取れるように。
心につけこむ危険な人を避け。
踏み込み過ぎず離れ過ぎず。
キャッチボールの距離は人それぞれ。
薬でもカウンセリングでも治らない依存症はグループワークで軽減することがあります。
頭で考えるよりも意識や認識や声に出した事を聞いて貰うこと、同じような人がいること、鏡のように他人を見ること、話すこと、これらは体全体に影響します。
しがらみのない動物でも木々にも愛おしく想う事がどれだけ生きることに潤いを与えることでしょう。
仲間のハードルを下げると離れる人はいます。
都心の日本人は最低限生き延びるために、知ってる人との日々の協業が必須の環境にはなれません。共に草を抜き、共に守り、共に食べ、共に歌う。
でも、本当に全ては意識と、トライと慣れです。
時間がかかってもレベルは上がります。
仲間が増えると自分の脳内時間が減るのも思考が頭に偏らないので良いです。
辛くて閉じ籠ってからでも大丈夫。
休んでからでも自分の仕事に集中した後でも大丈夫。
生きてるうちに仲間意識を増やし日々の温度を少し上げていきましょう。
怖がりながら触れば怖がりな子犬は噛み付く事もあります。
気弱な様子を見せると居丈高になる人もいます。
挨拶されたら挨拶を返せるような、そんな平常心からスタートしましょう。
～・～・～・～
Quaraでも書いたりすることもあります。
小さく縮こまった自分の経験談であり、各方面を学んで得たヒントです。
斬り倒され去ってしまった木々よ、ありがとう。
何も出来なくてごめんなさい。
暖かい時間をありがとう。
(数日経過)
さて。新しい１日の普通をたのしみますか！
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