FU-RYUのこっそり日記

つれづれに。楽しかった学びの出来事や周知、お悩みから日々の雑感まで。

エンプティチェア

さてさて…。

何回かは、癒しフェアの阿部メディカルクリニックの阿部 聡院長のトークショーをきっかけに、心理学的なものや心理療法について書いていく予定です☆

後半オマケで、癒しフェアの感想追記を書く場合があります(笑)


m( ̄∀ ̄)m

初回はエンプティチェア

いきなり奥の深い話です。



インナーチャイルドを救うこの療法。
演劇療法に近いものも含まれていると思います。

応用が利かせやすく、単にイメージしたものや、語りかけたい相手と会話することも(仮想対談等)


インナーチャイルドを癒す場合、空の座る場所に自らをイメージして、自ら声を掛ける形で療法は進みます。


具体的な説明は、検索すれば様々ネットで見つかりますが、ショーの舞台での様子を、なるべく再現しながら書いていきます。


恐らく、阿部先生がこの療法に入り込み易いように、舞台では随所に工夫されていたと思います。

(大変長くなりますが、興味が沸きましたらご一読下さい)

『』は先生
「」はクライアント


■エンプティチェア
■3−1


『まずは今居た場所から離れて二つの椅子の好きな方へ座って貰います』

(クライアント座る)

『今、どんな感じですか?』

「先生の居る位置や、自分の見え方も変わって不思議な感じです」

(先生がクライアントの左後ろへ移動)

『今どんな気分ですか?』

「ちょっと…落ち着かないですね、先生が見えなくなって」

『じゃあ反対側へ移って下さい』

『先程居た場所の、自分はどう見えますか?』

「不安そうですね」

『それはどんな大きさの自分ですか?』

「今の自分より小さいですね」

『子供の頃の自分ですか?』

「そうですね、今は体格も良くて強くなりましたが、昔は体も弱くて不安でしたから、その頃の自分だと思います」

〜〜〜〜〜
ここまでで一旦まとめましょう。

1.空の椅子を用意
2.片方に座る
3.もう片方へ移って、今居た場所を見る
4."自分"をみる
5.様子をみる

導入部分で先生は気分について感想を求めています。
必須ではないかもしれませんが、1人でやる時も恐らく重要な導入ポイントです。

インプットが変わればアウトプットも変わる。
ここでは質問により自分に目を向けて、"いつもの自分"とは一線を引いていると考えます。

さらに先生が導入時に移動しています。
これは、向かい合う姿の見える動物的な安心距離&角度から、不安角度&近い距離へ移動して、クライアントが自分に対して意識を向けやすくしているようです

(左後ろに近いので、逆に安心して貰うためだったかもしれません)

そして、今居た場所の自分を見て貰う時は向かい合う形で、先生自身は動かずに話し掛けています。


いずれも、インナーチャイルドを感じ易くするための布石のように感じます。


■エンプティチェア
■3−2


『では、その昔の自分に声を掛けて下さい』

「大丈夫、大人になれば体も頑丈になるし、強くなるから」

『今、大丈夫っておっしゃいましたね、それをもう一度』

「大丈夫」

『では、先程の場所へ戻って下さい』

(クライアント移動)

『今居た場所の自分はどんな風にみえますか?』

「大きくみえますね」

『では、今はどんな気分ですか?』

「なんだかほっと…安心した感じですね」

(先生頷く)

『はい、ではあちらの自分に声を掛けて下さい』

「わかった、ありがとう」

〜〜〜〜〜〜
1.最初に座った側の自分へ声を掛ける
(インナーチャイルドへ声を掛ける)

2.移動して、反対側の自分をみる

3.反対側の自分に声を掛ける
(今の自分にインナーチャイルド側になった自分が声を掛ける)

ちょっと記憶が曖昧ですが(汗)

この時点であったかい、安心した気持ちが伴えば、インナーチャイルドは癒されはじめていると考えて良いでしょう。

感謝の言葉でも、新たな不安でも、子供側の自分は思ったことを口にして良いはずです。

しかし、壇上で体感させて頂いて思うのですが、不安な、辛い自分に掛ける言葉は自然に優しい言葉になりますし、インナーチャイルド側に座った自分も、やがて納得や感謝の言葉が出ると思います。



■エンプティチェア
■3−3


『じゃあ、もう一度あちらへ移動しましょう』

『今はどう見えますか?』

「もっと自分が小さくなってますね」


『もっと小さく、もっと子供の頃になっていますか?』

「はい」


『では、その自分にまた声を掛けてあげて下さい』

「大丈夫、不安かもしれないけど、〇〇にもなってるし、楽しい未来が待ってるから」

「大丈夫」

『ではまた移動して下さい』

〜〜〜〜〜〜

1.今の自分の席に戻る

2.昔の自分にまた声を掛ける

3. 3-2と同様に繰り返す

先生は、さらに子供になっていくクライアントの"昔の自分"は、療法として自然なことだと、後にクライアントの質問に答えています。

恐らく、癒された昔時代から逆行して、さらに昔の自分を癒していく旅なのだと思います。



私の他に体験された方は、頑固なご自分に声を掛けていました。

それを強調するかのように、先生は声掛けをしていました。

(結んだ口を、もっと強く結んだ顔を想像して…と)


私の場合は、肩をすくめて、周囲から身を隠すようにした不安な自分がみえました。

それを先生に向けて伝えると

先生は
『今の自分は笑っているのに?』
と、声を掛けていらっしゃいます。


これは、見えたインナーチャイルドを強調して、また、インナーチャイルドの特徴と今の違いも浮き彫りにしていたのだと思います。



長くなりましたが、エンプティチェア手法については以上です。


カウンセラーやグループワークでも使われる心理療法


自らの記憶は心のどこかに残っています。

それを癒すことで、今の心のしこりを解消する。


実際にほっとします☆

ぜひ機会があれば体験してみて下さい☆

( ̄∀ ̄)ノ


私もちゃんと一度教わって、皆様の体験の場をご用意できたらと思っております。



( ̄∀ ̄;)

尚、自宅で一人、イメージエンプティチェアをやりました。


昔の自分は、最後は赤ちゃんからさらに魂みたいになっていましたw


やり過ぎでしたでしょうか(笑)


m(_ _)m

長くなりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。